日経平均株価とTOPIXの仕組について
基本的に株式市場において日経平均株価やTOPIXは、個別銘柄
の値動きが忠実に反映されているわけではありません。
当然のことなのですが、そう錯覚してしまいがちです。
こうした、日経平均株価やTOPIXの値動きと個別銘柄の関係は
日経平均株価やTOPIXの算出方法を理解すれば理解できます。
日経平均株価は東証1部市場に上場している上場の銘柄のうち
225銘柄のみしか用いられておりません。
ですので、東証1部市場に、上場している企業全体の値動きを
反映しているとは到底いえないわけです。
また、株式分割を行った企業の影響を修正しなければならな
いので、日経平均株価は連続性のある指標となっています。
しかし、単純平均によって算出されてしまいますので、株価
が高い銘柄の動きに対して強く影響を受けます。
一方TOPIXの場合は、算出される対象が東証1部に上場してい
る上場銘柄の全てです。ですのでTOPIXの場合は東証1部上場
企業全体の値動きがある程度反映されます。
しかし、TOPIXは東証1部銘柄の時価総額の推移を指数化して
表しますので、銀行株など比較的時価総額が大きい銘柄の値
動きに大きく影響されがちです。
トヨタなどの個別銘柄の株価をみると日経平均株価への影響
度の高い銘柄は、最近の下落相場ではかなり下がっています。
しかし、03年に7000円台まで下落した時にはかなり高い株価
にとどまっており、また、TOPIXへの影響度の高い銀行株も、
おなじように株価水準は高い位置にあります。
しかし、日経平均株価に採用されていない低位株の多くは、
03年の水準にかなり近い水準にまで下落をしてます。
こうしたことから、低位株の値動きは、日経平均株価やTOPIX
の動きには忠実に反映されないので注意が必要です。
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